新しい沖縄歴史教科書を造る会

日本史の一部、地方史としての沖縄を脱却して
主体的に故郷の歴史を見て見ようというブログ

琉球の身分制度

琉球国には、以下のように大きくわけて、5つの身分がありました。
国王と王族は、最高の地位にあったのですが、実質権力がなく、
政治は、三司官と、その下位にある、表十五人という
組織で動かしていました。


上級士族と下級士族の壁は厚く、三司官や表十五人のような重要職には、
下級士族が昇進する事はほぼ不可能に近く、
中級官吏になり、親方(領地を持つ地頭)に登れば望外の出世でした。


平民は先祖の功績や家系図を持たないので無系と呼ばれましたが、
首里や那覇に住む、平民には商売で成功して士族の位を買う豪商が出るなど


仕事にあぶれて、生活に困窮している多くの
下級士族よりは豊かな生活をしている人々もいました。


級士族でも、格式に反する行いは罪に問われたので、
貧乏に耐えて、武士は喰わねど高楊枝を地でいく人もいたのです。

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