新しい沖縄歴史教科書を造る会

日本史の一部、地方史としての沖縄を脱却して
主体的に故郷の歴史を見て見ようというブログ

琉球独自の通貨、大世通宝

独立国の証として、その国独自の貨幣があるか?
というポイントがあります。


貨幣には、時の権力者の横顔や、
年号、元号あるいは、王の名前が刻まれますが、
琉球は、15世紀の後半頃に、
大世通宝、世高通宝という
二種類の銅銭を発行しました。



ここには、大世、世高という王名が刻まれ
形も東洋に多い穴あき銭の形状をしています。
琉球は、これを海外貿易の決算に用いていたようです。


永楽銭では間に合わないので独自に間に合わせで
銅銭を造ったという説明もありますが、
それなら、永楽通宝と刻んだ
私鋳銭でも良かったでしょう。


ここには、琉球王達の国土の支配者であるという
自負が隠されているのです。


琉球はこの頃、独立国の意識を持ち
海外で世界と渡りあっていたのです。















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