戦国時代の琉球人はどんな姿をしていた?
琉球の戦国時代は、1320年頃から、
1429年まで、およそ100年に及びます。
その間、琉球は北山、中山、南山の3つの勢力に
別れて、戦っていましたが、彼等はどのような
姿をしていたのでしょうか?
もしかすると、上のようなイメージかも知れませんね。
でも、それは歴史的にはブ―なのです、実際には、
このように大和の大鎧という鎧を着けて戦っていました。
1462年に琉球に漂着した朝鮮人の消徳誠は、
当時の首里城を目撃していました。
その証言によると、琉球王が出掛ける時には
300名の兵士が従い、鎧を着て皆、馬に乗り、
鉄の角がある仮面を被り、刀、槍、弓矢を使い、
腰には、太刀を大小二本差している。
と言っていますから、殆ど日本と変わらない
鎧兜を着ていたという事になります。
実際に佐敷王統、ゆかりの南城市の玉城からは、
このように小札(こざね)という日本の鎧の一部が
発掘されています。
こうやって見ると、同じ琉球の歴史でも、そのイメージがかなり変わりますね。