琉球が中国に500年送り続けたものとは?
琉球は、1372年から、
琉球処分までの500年
毎年、せっせと中国に
送り続けたものがありました。
それは何と硫黄です。
硫黄は沖縄本島からは採れませんが、
近くに硫黄鳥島という島があり、
そこから何百年も採掘しました。
さて、どうして硫黄が輸出品だったのか?
それは、これが
火薬の原料だったからです。
中国は、絶えず内乱か異民族の侵入に
悩まされている国であり、
特に騎馬民族である
遊牧民の撃退には、
大砲が必要不可欠でした。
ところが広い中国ですが、
硝石は採れても、硫黄は採れません。
一方の日本は硫黄は採れても
硝石が採れませんでした。
このような事から中国王朝は、
日本や琉球から硫黄をせっせと買い
これで大砲を稼働させていたのです。
ある意味、琉球は
中国、明・清王朝の
軍事力の一翼を担っていたと
言えるかも知れませんね。